整然と隊列を組んだヘリ部隊が、地上にいる憐れな兵士達に情け容赦なく攻撃を加えてる時に、ぴったりのBGMと言えば?
100人中100000000人位が、『ワルキューレの騎行』と答えるだろう。
定番中の定番、『地獄の黙示録』(聞いたことくらいあるだろう?)以来のだ。
ちょいと前まで俺もその質問をされれば、間違いなく(名前を訊ねられ、自分の名前を答える位確実に)ワルキューレの騎行と答えたろう、この曲は嫌いだが、他に思い当たる曲があるかい?
だが今は違う、もしそう聞かれればこう答える。
ローリングストーンズの『悪魔を憐れむ歌』、と。
なんでだって話だが、キングの『ドリームキャッチャー』を読んだから。
スティーブンキングって作家がいる、アメリカ人だ、こいつは頭に超が付く糞ド天才で、アメリカ文学史に間違いなく永遠に残るような作家だが、好んで描く作品は主にホラーで、幽霊ホテル、超能力、悪魔、吸血鬼、殺人鬼、宇宙人と割とチープな素材を好む。
だが超糞ド天才が書くので、スンげーレベルに跳ね上がり、まぁ兎に角、スンゲー面白い。
そんなキングのドリームキャッチャーを古本屋でまとめ買い。
内容は、宇宙人と病原菌がアメリカに攻めて来てさぁ大変ちゅう感じ。
ここで登場するのがカーツ大佐だ(映画じゃモーガンフリーマンが演じてた)。
カーツ大佐は、『宇宙人(あとその他諸々も)ブッ殺しブっ殺しブっ殺し大作戦』の指揮官で地球の救世主と言う役どころ。
そしてこんな場面がある。
撃墜された宇宙船、それにトドメブッ刺すべくヘリ部隊を率いて飛び立つカーツ大佐。
そしてヘリに乗ってる部下に対して、演説をぶつ。
内容は、今から自分たちは、憐れで無抵抗な(状況がそうさせただけだが)宇宙人どもをぶっ殺しに行くが、それがどれだけ正しいか説明する、奴等
が今の今まで誘拐した人間をどう扱ってきたか、そして今回奴等は人類に何をするつもりで、それを阻止できるのは自分たち情け容赦ない戦争豚野郎だけだ。
カーツの登場からここまでが、本当に一級の軍事小説を読んでるような素晴しい出来栄えで、特に演説のくだりは、勃起ものだ。
当然、これを聞いてた戦争豚野郎達もナニを硬くしながらこう叫ぶ。
「分 隊 歌 を!分 隊 歌 を !!」
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