その時、初めて自分の馬鹿さ加減に気が付いた。
女が台湾に帰る日の朝。
実に馬鹿馬鹿しい話だが平日なので、仕事に行かなきゃならない。
つまり日本語をろくすっぽ話せもしない女を見送れない。
一人で大丈夫と笑う女。
俺がもう家を出ると言う時に、病気になったって休めば良いじゃないと言い出した。
実際の所それは俺も考えてた。
だが何となく気が進まない。
イヤ駄目だ、と、女を見た。
一体全体オレは何で仕事に行かなくちゃならないんだ?
何をどう考えても仕事に行く理由が見つからない。
そして、オレが今日仕事を休む事を伝えると、女は子供みたいに声を上げて、泣いた。
| 固定リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/76527/12315399
この記事へのトラックバック一覧です: その時、初めて自分の馬鹿さ加減に気が付いた。:











コメント